一番見やすいかもしれない RMS メーター「FreeG」

一番見やすいかもしれない RMS メーター「FreeG」

音圧関係のネタ、かぶせてくるねぇ!とか思ってるっしょ?

知ってた。だって、シンセとか音源のネタになると選択肢が多すぎてご自由にドゾーな感じになっちゃうんだもん。

そんな言い訳をしつつ、RMS メーターも色々試したんだけど全然良いのがないのよね。市販のもあるけど RMS メーターにお金を払うのもなんか悲しいじゃない?そこで発見したのが「FreeG」というプラグイン。

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はじめに

すごく見やすいしすごく便利でお勧め!…なんだけど、問題点がひとつ。

プラグインをインストールするには、このメーカーが販売している製品のデモ版を全部インストールしないといけないという罠が仕掛けられてるんだわ。もちろん「FreeG」だけは無料なので制限なしに使用できるんだけど、まったく興味のないデモ版が強制インストールされるのは困っちゃう。

私、潔癖症なんです!

デモ版を勝手にインストールされて美しい PC 環境が汚されていくのはけしからん。そういう場合はお手元の不要な PC や仮想環境にデモ版をインストールしてから DLL ファイル (Sonalksis FreeG Mono.dll, Sonalksis FreeG Stereo.dll) だけを DTM 環境にコピーすればオッケー。(せっかくなのでデモ版も使ってあげてくださいね)

ダウンロードはこちらから↓
http://www.sonalksis.com/freeg.html

機能の紹介

  • 赤いメーターが RMS 値
  • Pre ボタンでプリフェーダー
  • フェーダーで音量調整
  • 右上の PEAK の数値とメーターの赤い三角マークがピークの最大値
  • 右上の RMS の数値とメーターの黄色い三角マークが RMS の最大値
  • Trim ツマミで入力の音量調整
  • Pan ツマミで左右のパン振り
  • Flip ボタンで位相の反転
  • Bypass ボタンでバイパス、Mute ボタンでミュート
  • Fine ボタンでフェーダー部を拡大表示
  • 左上の FreeG ボタンで設定画面を表示

便利な使い方

RMS メーターは機能のひとつにすぎないの。もちろんマスタートラックに刺して RMS メーターとして使用しても良いんだけど、もっと便利な使い方 (というか本来の使い方) をご紹介!

実はこのプラグイン、フェーダーが本来の機能。

多くの DAW では各トラックの音量調整でオートメーションを書いてしまうと後から音量を変更できなくなるよね。そういう場合に手っ取り早いのは DAW に付属のエフェクト (EQ など) を刺してゲインの部分のみを使用してそこにオートメーションを書くというやり方。そうすれば後からミキサーのフェーダーで音量の調整ができるからね。

ただしこの方法だと音量の最小値が -24 dB ぐらいのものが多く、完全な無音にできないという問題が出てくる。そこで登場するのが「FreeG」のフェーダー機能。各トラックに「FreeG」を刺してこいつのフェーダーにオートメーションを書いておけば DAW のミキサーで音量調整が可能になる

ちなみにフェーダーとトリムの役割なんだけど、どっちも音量調整なので機能としてはまったく同じ。ではなぜ二つも音量調整するツマミが用意されているのか?

トリムは入力の音量、フェーダーは出力の音量と言われたりするらしいけど DAW においてはフェーダーにオートメーションを書いた後から相対的に音量を上げ下げしたい場合にトリムを使うという使い方が多いんだってさ。

豆知識

RMS の数値ってとある間隔ごとの平均値なのでプラグインによって計算間隔の差で数値も変わってきちゃうよね。だから RMS いくつを目指す!といった使い方ではなく、目標とする市販の CD のサビの部分で RMS を計ってその数値を参考にするといった使い方が良さそうです。

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