追加料金なしで読み放題だと！？Amazon プライムの新サービス「Prime Reading」がスゲーっす！

メールをチェックしていたらふと目に留まった一通。いつもの Amazon の宣伝かなと思って読んでみると新しいサービスが始まったとのご連絡です。

Kindle 本、マンガ、雑誌など Amazon でしか読めない限定タイトルも追加料金なしで読み放題になりましたってね。

さすがにそんな気前の良い話があるわけがないし、あったとしても何か裏があるに違いない。と疑いながらリンクを開いてみると、ホントじゃないですか！Amazon の宣伝メールに埋もれちゃってて気付いてない人もいるのではないでしょうか。

今日ほどプライム会員になって良かったと思ったことはありません。

さぁ、ドキドキを胸に Prime Reading なるサービスを確認していきましょう。

プライム会員なら読み放題

読み放題サービスと言えば「Kindle Unlimited」が既にありますし、Kindle や Fire タブレット所有者向けには「Kindle オーナーライブラリー」という毎月 1 冊無料で読めるサービスもあります。

あ！オーナーライブラリーって一歩間違えるとオナラ、ブリー！って言ってしまいそうですね。

はい。

Prime Reading は Kindle Unlimited の和書 12 万冊以上、洋書 120 万冊以上の中の数百冊 (現時点では 900 冊ほど) をプライム会員向けに追加料金なしで解放するサービスで、しかも Kindle や Fire タブレットを所有していなくても適用されるようです。

同時に利用できる本の数は 10 冊まで。11 冊目を利用しようとすると 10 冊の中から 1 冊を返却しないといけません。

まるで図書館みたいですね。

と、そんなうまいこと言ってないのに言ってやった感を出しつつ使い方を見ていきましょう。

Fire タブレットから利用する

せっかくなので、まずは Amazon のサービスに最適化されている Fire タブレットを使って Prime Reading を体験してみましょう。

ホーム画面で [右端から左に向かってスワイプ] すると [本] のライブラリが開きます。

画面右上にある [ ストア] アイコンをタップして Kindle ストアに入ります。

Kindle ストアのトップページをよく見ると [Prime Reading] のリンクがありますが、見つけられない場合はハンバーガーメニュー (左上にあるいつもの三の字) をタップしてください。

左側からニョキっと出てきたメニューの真ん中よりちょっと下ぐらいのところに [Prime Reading] の項目が見つかります。

ここが Prime Reading への入り口です。さっそく [Prime Reading] をタップしてみましょう。

「プライム会員なら読み放題」というタイトルとともに雑誌や小説、コミックに絵本など、面白そうな書籍がずらりと並んでいます。

prime マークが付いている本はすべて読み放題ですので、気になる本が見つかったら本をタップしてください。

おおっ！[読み放題で読む] のボタンがありますね。

あとはこのボタンを押すだけでダウンロードが始まり、ダウンロードが完了するとすぐに読み始めることができます。

さすが Fire タブレット。Amazon のサービスと親和性が高いので迷うことなく Prime Reading を利用することができました。

スマホやタブレットから利用する

Prime Reading は Kindle や Fire タブレット以外の端末からでも Kindle アプリを使用することで読み放題のサービスを利用することができます。

まだ Kindle アプリを持ってない場合はダウンロードしてきましょう。

参考 Android 版 (Google Play)
参考 iOS 版 (App Store)

Kindle アプリの使い方は基本的に Android 版も iOS 版も同じだと思いますが、今回は Android 版を使って説明していきます。

Kindle アプリのインストールが完了したら、ホーム画面に追加された [Amazon Kindle] アイコンをタップして起動してみましょう。

しかし、いつ見ても哀愁あふれるアイコンですね…… (ノД`)・゜・。

Kindle のロゴとともに [Kindle サービス規約] に同意する画面が表示されます。

規約をお読みの上、問題なければ [読み始める] をタップしましょう。

初回起動時は Amazon へのサインインを求められます。

[E メールまたは携帯番号アカウントの番号] と [Amazon のパスワード] を間違えないように入力して [ログイン] ボタンを押します。

画面が切り替わったら下のメニューにある [ ストア] アイコンから Kindle ストアに入ります。

若干わかりづらいのですがストアのトップページの下のほうにある [Prime Reading] のリンクをタップしてください。

「プライム会員なら読み放題」というタイトルの画面が表示され、雑誌や小説、コミックなどがたくさん並んでいます。

prime マークが付いている本はすべて読み放題の対象ですので、気になる本が見つかったら本をタップしてください。

[読み放題で読む] のボタンがあります。

あとはこのボタンを押すだけでダウンロードが始まり、ダウンロードが完了するとすぐに読み始めることができます。

Kindle アプリでは Prime Reading への入り口がストアのトップページのリンクしかなく、メニューには組み込まれていないようですね。

パソコンのブラウザから利用する

パソコンからでもブラウザを使って Prime Reading を利用することができます。

読み放題対象の本を検索・入手できるのはもちろんですが、Kindle Cloud Reader というサービスを使うことでブラウザ上で本を読むことも可能です。

まずは Amazon のホームページを開いてサインインしましょう。

画面左上の [カテゴリー] にマウスのカーソルを合わせるとカテゴリーの一覧が表示されますので、そのまま [Kindle 本 & 電子書籍リーダー] のところまでマウスカーソルを移動します。

ニョキッと右側にメニューが表示されますので [Prime Reading] のリンクをクリックしてください。

Prime Reading の画面が開き、prime マークが付いた読み放題のタイトルがずらりと並びます。

[一覧を見る] や [もっと見る] のリンクをクリックすることでさらに詳細に、さらに多くの本を表示させることができます。

気になる本が見つかったら本をクリックしてください。

ここで [配信先] という項目に注意してください。

Kindle Cloud Reader に対応している場合は [Kindle Cloud Reader] が選択できるようになっています。

[読み放題で読む] をクリックすると [Kindle Cloud Reader で今すぐ読む] というボタンが表示され、すぐにブラウザで読み始めることができます。

[配信先] でお手持ちのスマホやタブレットを選択した場合でも、Kindle Cloud Reader に同期され、ライブラリに表示されます。

Kindle Cloud Reader に対応している本の場合はそのまま読むことができますが、対応していない本の場合は「この本は Kindle Cloud Reader では開けません」という注意が表示され、読むことはできません。

Windows から利用する

Kindle Cloud Reader では一部の本が未対応で、ブラウザで読むことができないものもありましたが、Windows のアプリケーション「Kindle for PC」を使用すればパソコンでも読むことができます。

Kindle for PC のアプリケーションは Amazon から無料でダウンロードできます。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックするとインストールが開始され、インストールが完了すると自動的に Kindle for PC が起動します。

初回起動時は「利用規約」に同意すると Amazon へのサインインが求められます。

[E メールまたは携帯電話番号] と [パスワード] を入力して [サインイン] をクリックすると自動的にライブラリが更新され、利用中の本が一覧表示されます。

読みたい本をダブルクリックすると本がダウンロードされ、すぐに読み始めることができます。

ライブラリは [] をクリックすることで手動更新も可能です。

右上の [ Kindle Store] アイコンは普段お使いのブラウザで Kindle ストアを開くだけですので、本の検索や購入はブラウザで行う必要があります。

Mac から利用する

パソコンで Kindle 本を読むことができるアプリケーション「Kindle for PC」は Mac 版も用意されています。Kindle Cloud Reader に対応していない本も Kindle for PC なら読むことができます。

もちろん無料ですので、気軽にダウンロードしてみましょう。

インストールは [ぼっち少年のアイコン] を Applications フォルダーにドラッグするだけで完了です。

インストールが終わったら Finder の [アプリケーション] から [Kindle] アプリケーションを起動しましょう。

初回起動時は Amazon へのサインインが求められます。

[E メールまたは携帯電話番号] と [パスワード] を入力して [サインイン] をクリックすると自動的にライブラリが更新され、利用中の本が一覧表示されます。

ライブラリは [] をクリックすることで手動更新も可能です。

右上の [Kindle ストアでショッピングをする] ボタンは普段お使いのブラウザで Kindle ストアを開くだけですので、本の検索や購入はブラウザで行う必要があります。

読み終わった本を返却する

Prime Reading では同時に利用できる本が 10 冊までということで、利用中の本が 10 冊に達しているときに新たに 1 冊を利用しようとすると、利用中の本の中から 1 冊を返却しなければなりません。

Fire タブレットだと簡単！

11 冊目を利用しようとすると自動的に [本の利用を終了して続ける] という画面が表示されます。

この画面で任意の本を選択して、返却することで新たに 1 冊を利用することができるようになります。

利用中の本の中から 1 冊選んで [利用を終了して続ける] をタップすることで本の返却は完了です。

利用を終了した本はライブラリから削除されます。

利用を終了した本は、再び利用する際に Prime Reading 対象本であればそのまま無料で利用できます。

読み終わった本をまとめて返却！

新しい本を追加するたびに利用中の本を 1 冊ずつ返却するのもちょっと面倒くさいですよね。そういうときはパソコンのブラウザを使って Kindle ストアの [コンテンツと端末の管理] から利用中の本を返却することができます。

[コンテンツと端末の管理] を開き、必要に応じて Amazon へサインインすると、現在利用中の本が一覧で表示されます。

[] ボタンをクリックすると本の情報が表示されますので、本当に利用を終了しても良い本かどうかを確認してから [この本の利用を終了] をクリックします。

[利用状況の確認] の画面が表示され、本の利用の終了についての最終確認となります。問題ないようであれば [はい] をクリックして、返却は完了となります。

本の利用を終了しても付箋 (メモ) や読み進めたページの情報は保存されていますので、再び同じ本を読みたくなったときはそのまま利用できます。

気になる品ぞろえは？

Kindle Unlimited と比べると読み放題の数は圧倒的に少ないですし、ジャンルもそれほど細かく分けられてはいません。

• 小説・評論
• ビジネス・経済
• 趣味・暮らし
• 絵本・児童書
• コミック
• 雑誌
• 洋書
• その他

小説・評論が 100 冊ほど、コミックが 200 冊ほど、雑誌が 100 冊ほどといった感じで現時点では 900 冊ほどが読み放題になっています。

小説は 100 冊ほどの中に、Kindle の青空文庫でも無料で読めるじゃん。っていうのがちらほら混じってて水増しされてる感じがあります。もちろん、青空文庫そのままではなく書籍の形式になっているので、挿絵があったりとかの違いはあると思いますが。

コミックは 1 ～ 3 巻までのように部分的なものが多いのですが、Kindle Unlimited でも 4 巻以降は有料だったりするようなので仕方ないのでしょうね。

雑誌は趣味が偏っている印象ですが、「山と溪谷」「つり人」「OZmagazine」「DOS/V POWER REPORT」などはバックナンバーもあって充実しています。ちょっと年齢層が高めでしょうか。

まとめ

各デバイスからの Prime Reading の使い方をメインに取り上げてみました。

まだ始まって間もないサービスですからコンテンツが充実しているとは言い難いところもありますが、マルチデバイス対応というのは Prime Reading の大きな魅力の一つだと思います。

しおり (ブックマーク) や付箋 (メモ)、読み進めた位置などは Fire タブレット、スマホ、パソコンなど複数のデバイス間で同期されます。

自宅で Kindle を使って読んだ本の続きを通勤電車でスマホを使って読むこともできますし、友達の家でパソコンを使って一緒に雑誌を眺めながら付箋を貼っておいて、家に帰ってから Fire タブレットで確認する、なんていう使い方もできちゃいます。

Amazon プライムは Prime Reading の他にも音楽聴き放題、映画見放題、その他 Amazon が便利になるサービスがたくさんついてます。電子書籍に興味はあるけど Kindle Unlimited はちょっと高いなぁ……と思われる方は Prime Reading を体験されてみてはいかがでしょうか。

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