・の要望

  1. こんにちは。
    要望です。
    以前に「・」全角中黒の扱いが変更になりましたが、
    初期の仕様に戻せる隠しオプションを追加して頂けないでしょうか。

    「・」はニュース記事や Wikipedia で
    外来語の固有名詞のカタカナの間によく出てきます。
    引用したり編集したりする時に、
    旧バージョンの仕様だとそういった名詞が
    単語と見なされるのでとても便利と感じています。

     |  ver13  |  返信
  2. こんばんは。Mery をご愛用いただき、ありがとうございます。

    Ver 3.4.1 における仕様変更ですね。

    「・」(U+30FB) をカタカナではなく記号として扱う仕様については、ユーザーさんからご意見をいただき、他のエディターとの互換性や、全体的な使い勝手を考えた結果、仕様変更に至りました。

    【参考】中点『・』の単語区切りでの扱い
    https://www.haijin-boys.com/discussions/6999

    この変更は、Windows のメモ帳や秀丸エディタさん、EmEditor さん、サクラエディタさんなど、多くのエディターで「・」(U+30FB) を記号として扱っている現状を踏まえ、Mery でもそれに合わせるかたちで決定しました。

    そのため、現時点で従来の仕様に戻す予定はありません。

    また、Mery では動作速度を重視しており、文字の種類はあらかじめ決めた固定のテーブルで管理しています。そのため、プログラム的にも、オプションで文字の種類をカスタマイズするといったことは技術的に難しい状況です。

    ご不便をおかけする場合もあるかもしれませんが、どうかご理解いただければ嬉しいです。

     |  Kuro  |  返信
  3. 了解しました。
    技術的に難しいのですね。
    素人には想像つきませんでした。
    大変失礼致しました。

     |  ver13  |  返信
  4. ご返信ありがとうございます。

    > 技術的に難しいのですね。
    > 素人には想像つきませんでした。

    少し説明が大雑把すぎましたね、失礼しました。

    技術的な部分をもう少し詳しく、かみ砕いて説明しますね。

    Mery では、文字ごとに「全角カナ」「全角記号」といった属性 (種類) を判定するための固定値のテーブル、つまり「文字の属性を定義した対応表」が実行ファイル (Mery.exe) に埋め込まれています。

    このテーブルはプログラム内で「定数」として参照されるため、変更することができません。

    たとえば、「・」(U+30FB) を全角記号ではなく全角カナとして扱うように変更したい場合、プログラムのソースコードを修正し、再ビルドする必要があります。

    もしユーザーごとに設定できるオプションを追加するとしたら、以下のような方法が考えられます:

    1. 書き換え可能な対応表 (変数) を用意する
    2. 特定の文字について例外処理を追加する

    ただ、これにはトレードオフがあります。

    1 の方法は多くのメモリを消費し、2 の方法は動作速度に影響があります。

    現状では、「固定値のテーブルを直接参照して高速かつ省メモリで動作する」という設計を優先しているため、オプション対応を実現するのは難しい、というわけです。

    ちなみに、小ネタですが…

    バイナリ エディターを使える方なら、Mery.exe内に埋め込まれている対応表を見ることができます。

    たとえば、こんな並びのデータが該当箇所です:

    0A 0A 0A 0A 0A 0A 0A 0A 0A 0A 0A 08 0A 0A 0A 0A
    

    この中で「08」となっている部分が「・」(U+30FB) に対応し、「0A」は全角カナ、「08」は全角記号を表します。

    試しに「08」を「0A」に書き換えると…😱

    • こうした直接的な変更は、通常の操作方法ではなく、推奨されるものではありません。
    • バイナリ編集はサポート対象外です。編集ミスによってファイルが壊れる可能性があります。

    このような仕組みのため、現行仕様を保ちながら柔軟なオプションを追加するのは技術的に難しい、という背景があります。

    とはいえ、現時点では元の仕様に戻す予定はありませんが、ご要望が多ければ、改めて仕様変更を再検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

     |  Kuro  |  返信
  5. わざわざ詳細に説明して頂いて、ありがとうございます。
    お手数をおかけしてしまって、すみませんでした。

     |  ver13  |  返信
  6. いえいえ、お気になさらないでください。

    プログラム的にサクッと対応できる部分なら、隠しオプションで対応することもあったりするので、気になることがあればどんどん教えてくださいね。

    今回の件については、プログラムの仕様上、対応が難しい部分ではあります。

    ただ、「・」がカタカナの間に出てくることが多いのは確かですし、前回ご説明した対応表を見ても、文字コード的にカタカナの中に含まれるかたちなので、そのお気持ちはとてもよくわかります。

    現状では、オプションで切り替えられる仕組みを導入するのは難しいですが、今後もみなさんからのご意見を大切にしながら検討していきたいと思っています。

    「やっぱりカタカナ分類のほうがいい!」というお声が多く集まれば、その方向で見直す可能性もありますので、どうぞこれからもよろしくお願いします😊

     |  Kuro  |  返信
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