クリップボード履歴
概要[編集]
将来的に Mery 本体からクリップボード履歴が廃止される方向なので、プラグインで同様の機能が実現できるか、という実証実験でした(参考:クリップボード履歴についての要望)。
Ver 3.2.6 (2021-04-20) 現在、本体のクリップボード機能は残されていますので、あえて使用する必要はないように思われますが、カスタマイズできたりして多少便利なこともあるかもしれません。
ダウンロード[編集]
- プラグイン(64ビット版)
- ファイル:ClipboardHistory-x64-0.4.0.zip
- プラグイン(32ビット版)
- ファイル:ClipboardHistory-0.4.0.zip
- ソース
- ファイル:ClipboardHistory-source-0.4.0.zip
動作環境[編集]
- 対応OS
- Windows 10 でしかテストしていませんが、開発環境である Delphi 10.4.2 のターゲットプラットフォームは、Windows 10、Windows 8.1、Windows 7(SP1+)、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2 だそうです。しかし、Vista 以降のみの API は使わないようにしたので、XP でも動作したという報告があります。
- Mery
- ほぼ Ver 3.2.6 でしかテストしていません。
インストール[編集]
アーカイブを適当なフォルダに解凍し、ClipboardHistory.dll を Plugins フォルダに配置してください(Meryを常駐している場合は終了させてください)。
アップデート[編集]
ClipboardHistory.dll を上書きしてください。
アンインストール[編集]
レジストリは使用していません。
ClipboardHistory.dll を削除してください。
ClipboardHistory.ini や、ClipboardHistory フォルダがあれば、それも削除してください。
使い方[編集]
プラグインを起動するとクリップボードにコピーされた文字列を16個まで保持します。
リストにある文字列を選択すると、キャレット位置にペーストします。Ctrl キーを押しながら選択すると、ペースト後にリストから削除します。
「クリップボード履歴の停止(S)」で一時停止できます。
Ini ファイルについて[編集]
以下の内容のファイルを UTF-8 で保存し、すべての Mery で共通の設定にするなら %appdata%\Mery\Plugins\ClipboardHistory.ini として、ポータブルにするなら Mery\Plugins\ClipboardHistory.ini として配置してください(%appdata%\Mery\Plugins\ClipboardHistory\ClipboardHistory.ini と Mery\Plugins\ClipboardHistory\ClipboardHistory.ini も有効なのでお好みで)。
例として、ini ファイルがないときの値を入れておきますので、必要な部分を変更してお使いください。
「;」で始まる行はコメントなので省略可、空白行も省略可です。
[Plugin] ; 1 にすると、Mery の起動時から有効になります。 AutoStart=0 ; 1 にすると、一時停止後、再度有効にしたときにも Iniファイルを読みます。 ; 0 なら、Iniファイルを読むのは Mery の起動時のみです。 ReadIniEveryStart=0 [Menu] ; 長いメニュー項目を切り詰めて「...」を表示するまでの文字数です。 MaxLength=30 ; タブ文字や改行文字などを「\t」や「\n」などに変換して表示するかどうか。 ; 0 にすると表示しません。 ShowEscChar=1 ; 履歴から項目を削除するときに一緒に押すキー。「Ctrl」ならコントロールキー、 ; 「Shift」ならシフトキーになります。 ; それ以外の文字列なら、この機能を無効にします。 DelModifier=Ctrl ; コントロールキーとシフトキーを同時に押しながら項目を選択すると、ペーストせずに ; 履歴からその項目を削除しますが、0 にすると、この機能を無効にします。 UseDelOnly=1 [Histry] ; Office などのクリップボード監視ソフトと競合する場合にクリップボードにアクセス ; するタイミングを遅延させる時間。単位はミリ秒です。 Delay=200 ; 指定バイト数を超えるクリップボードの内容は取得しません。0 なら制限なし。 ; Mery の ClipbrdMaxLength は「文字数」ですが、ここでの単位は「バイト」です。 MaxSize=0 ; 保持する履歴の数を指定します。 Limit=16 [ShortCut] ; ショートカットキーでプラグイン側のペースト等が使用できるようになります。 ; いずれもデフォルトでは使用しない設定になっています。 ; ショートカットの文字列表現は、https://docwiki.embarcadero.com/RADStudio/Sydney/ja/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E8%A1%A8%E7%8F%BE の「文字列表現」の「文字列」欄に従ってください。 ; 例:Paste=Ctrl+V 、PasteDel=Ctrl+Shift+V など ;履歴の1番をペーストします Paste= ;ペーストして履歴の1番を削除します PasteDel= ;ペーストせずに履歴の1番を削除します DelOnly=
著作権等[編集]
- Google Noto Emoji
- License: Apache 2.0
ライセンス[編集]
NYSL Version 0.9982に準じるものとします。
ただし、バイナリに関しては、アイコンが Apache 2.0 ライセンスですので、NYSL Version 0.9982 にいう「実行バイナリ」とは、ClipboardHistory.dll からアイコンリソースを除いた部分を指すものとします。
サポート[編集]
ありません。
ご意見・ご要望などがあれば、Haijin Boys Online のフォーラムをお借りして、ご相談させていただければと思います。
変更履歴[編集]
- 0.4.0 (2021-04-29)
- 余計なフォルダを作らないようにした。アイコンをつけた
- 0.3.0 (2019-08-06)
- ショートカットが使えるようにした。メニュー項目に「&」が含まれていると消えるのを直した
- 0.2.0 (2019-08-05)
- Ini ファイルで設定を変更できるようにした
- 0.1.0 (2019-07-31)
- 初版公開