「マクロ・関数をメニューで呼び出す」の版間の差分

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お盆休みにマクロ作成に挑戦してみました.
お盆休みにマクロ作成に挑戦してみました。関数やマクロをメニュー形式で呼び出すためのマクロです。
関数やマクロをメニュー形式で呼び出すためのマクロです.


マクロの本体(コード)のファイル '''menu.js''' と,メニューそのものをオブジェクトリテラルで定義するファイル '''menu.json''' から成ります.
マクロの本体(コード)のファイル '''menu.js''' と、メニューそのものをオブジェクトリテラルで定義するファイル '''menu.json''' から成ります。
'''menu.json''' は,'''menu.js''' と同じフォルダに置いてください.
'''menu.json''' は、'''menu.js''' と同じフォルダに置いてください。


== menu.js ==
== menu.js ==
マクロの本体です.'''eval''' を多用していてちょっとキタナいです(笑).
マクロの本体です。'''eval''' を多用していてちょっとキタナいです(笑)。


メニューの定義は,別途 '''menu.json''' に記述します.
メニューの定義は、別途 '''menu.json''' に記述します。
'''menu.js''' と同じフォルダに置いてください.
'''menu.js''' と同じフォルダに置いてください。
<source lang="javascript">
<syntaxhighlight lang="javascript">
#title = "Menu"
#title = "Menu"


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   eval(fso.OpenTextFile(libdir + fn).ReadAll().replace(/^#.*/, ""));
   eval(fso.OpenTextFile(libdir + fn).ReadAll().replace(/^#.*/, ""));
}
}
</source>
</syntaxhighlight>


== menu.json ==
== menu.json ==
メニューを定義するファイルです.値が Object になる式で記述します.
メニューを定義するファイルです。値が Object になる式で記述します。
Object のプロパティ(名)がメニューに表示される項目,
その値がメニュー選択時の実行内容になります.


実行される内容は,値の型によって異なりますが,詳細は下のサンプルのコメントを参考にしてください.
Object のプロパティ(名)がメニューに表示される項目、その値がメニュー選択時の実行内容になります。


関数定義や変数への代入を,コンマ演算子を使って,前に並べておくこともできます.
実行される内容は、値の型によって異なりますが、詳細は下のサンプルのコメントを参考にしてください。
(ちょっとキタナい(笑))
 
<source lang="javascript">
関数定義や変数への代入を、コンマ演算子を使って、前に並べておくこともできます(ちょっとキタナい(笑))。
// 関数を定義する場合は,事前に関数定義をコンマで区切って並べておきます.
<syntaxhighlight lang="javascript">
// (全体を式として評価するため,実際は式をコンマ演算子で並べていることに
// 関数を定義する場合は、事前に関数定義をコンマで区切って並べておきます。
// (全体を式として評価するため、実際は式をコンマ演算子で並べていることに
//  なります)
//  なります)
function message2() { alert("Good Luck!"); },
function message2() { alert("Good Luck!"); },
flag = false,
flag = false,
// メニュー項目を Object で表記します.
// メニュー項目を Object で表記します。
{
{
"Hello": function () { alert("Hello!"); }, // 値が関数オブジェクトなら,それを実行します.
"Hello": function () { alert("Hello!"); }, // 値が関数オブジェクトなら、それを実行します。
"---": null, // --- で始まるプロパティはセパレータになります.
"---": null, // --- で始まるプロパティはセパレータになります。
"重複行の削除": "連続する重複行を削除.js",  // 値が文字列なら,マクロを呼び出します.
"重複行の削除": "連続する重複行を削除.js",  // 値が文字列なら、マクロを呼び出します。
"Good Luck": flag && message2, // 値が false なら,無効に(灰色に)なります.
"Good Luck": flag && message2, // 値が false なら、無効に(灰色に)なります。
"----": null, // 複数のセパレータを用いる場合はプロパティを変えてください.
"----": null, // 複数のセパレータを用いる場合はプロパティを変えてください。
"Sub": { // 値が Object なら,サブメニューになります.
"Sub": { // 値が Object なら、サブメニューになります。
"Good Luck": flag || message2,
"Good Luck": flag || message2,
"Good Bye": meMenuGrayed // これでも無効に(灰色に)なります.
"Good Bye": meMenuGrayed // これでも無効に(灰色に)なります。
}
}
}
}
</source>
</syntaxhighlight>
--[[特別:投稿記録/202.215.166.72|202.215.166.72]] 2013年8月19日 (月) 20:39 (JST)
--[[特別:投稿記録/202.215.166.72|202.215.166.72]] 2013年8月19日 (月) 20:39 (JST)


== コメント ==
== コメント ==
* 実行中マクロのフルパスは ScriptFullName で参照できます.(ks)
* 実行中マクロのフルパスは ScriptFullName で参照できます。(ks)
* ありがとうございます.ScriptFullName を使って書き直してみました.(aliquis)
* ありがとうございます。ScriptFullName を使って書き直してみました。(aliquis)


== 更新履歴 ==
== 更新履歴 ==
* libdir を,マクロのパスから取得するように変更しました.--[[特別:投稿記録/202.215.166.72|202.215.166.72]] 2013年8月20日 (火) 21:02 (JST)
* libdir を、マクロのパスから取得するように変更しました。--[[特別:投稿記録/202.215.166.72|202.215.166.72]] 2013年8月20日 (火) 21:02 (JST)

2023年7月22日 (土) 15:56時点における最新版

お盆休みにマクロ作成に挑戦してみました。関数やマクロをメニュー形式で呼び出すためのマクロです。

マクロの本体(コード)のファイル menu.js と、メニューそのものをオブジェクトリテラルで定義するファイル menu.json から成ります。 menu.json は、menu.js と同じフォルダに置いてください。

menu.js[編集]

マクロの本体です。eval を多用していてちょっとキタナいです(笑)。

メニューの定義は、別途 menu.json に記述します。 menu.js と同じフォルダに置いてください。

#title = "Menu"

var fso = new ActiveXObject("Scripting.FileSystemObject"),
    libdir = fso.GetParentFolderName(ScriptFullName) + "\\",
    menu = eval('(' + fso.OpenTextFile(libdir + "menu.json").ReadAll() + ')');

execMenu(menu);

function execMenu(menu) {
  var n, i = 1, a = [null], m = CreatePopupMenu(), f;
  for (n in menu) {
    a.push(n);
    f = undefined;
    if (n.match(/^---/)) f = meMenuSeparator;
    else if (!menu[n]) f = meMenuGrayed;
    else if (menu[n].constructor == Number) f = menu[n];
    else if (menu[n].constructor == Object) n += '\t≫';
    m.Add(n, i++, f);
  }
  if (i = m.Track(mePosMouse)) execItem(menu[a[i]]);
}

function execItem(item) {
  switch (item.constructor) {
  case Function: item(); break;
  case String: execMacro(item); break;
  case Object: execMenu(item); break;
  }
}

function execMacro(fn) {
  eval(fso.OpenTextFile(libdir + fn).ReadAll().replace(/^#.*/, ""));
}

menu.json[編集]

メニューを定義するファイルです。値が Object になる式で記述します。

Object のプロパティ(名)がメニューに表示される項目、その値がメニュー選択時の実行内容になります。

実行される内容は、値の型によって異なりますが、詳細は下のサンプルのコメントを参考にしてください。

関数定義や変数への代入を、コンマ演算子を使って、前に並べておくこともできます(ちょっとキタナい(笑))。

// 関数を定義する場合は、事前に関数定義をコンマで区切って並べておきます。
// (全体を式として評価するため、実際は式をコンマ演算子で並べていることに
//  なります)
function message2() { alert("Good Luck!"); },
flag = false,
// メニュー項目を Object で表記します。
{
	"Hello":	function () { alert("Hello!"); },	// 値が関数オブジェクトなら、それを実行します。
	"---":		null,				// --- で始まるプロパティはセパレータになります。
	"重複行の削除":	"連続する重複行を削除.js",  	// 値が文字列なら、マクロを呼び出します。
	"Good Luck":	flag && message2,		// 値が false なら、無効に(灰色に)なります。
	"----":		null,				// 複数のセパレータを用いる場合はプロパティを変えてください。
	"Sub": {					// 値が Object なら、サブメニューになります。
		"Good Luck":	flag || message2,
		"Good Bye":	meMenuGrayed		// これでも無効に(灰色に)なります。
	}
}

--202.215.166.72 2013年8月19日 (月) 20:39 (JST)

コメント[編集]

  • 実行中マクロのフルパスは ScriptFullName で参照できます。(ks)
  • ありがとうございます。ScriptFullName を使って書き直してみました。(aliquis)

更新履歴[編集]

  • libdir を、マクロのパスから取得するように変更しました。--202.215.166.72 2013年8月20日 (火) 21:02 (JST)
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