「インデントを考慮した折り返し(改行挿入)」の版間の差分

提供:MeryWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(注意書きの追加)
 
(2人の利用者による、間の4版が非表示)
1行目: 1行目:
=== 概要 ===
この機能は[https://www.haijin-boys.com/software/mery/mery-3-5-0 Ver 3.5.6]でMery本体に実装されたため、それ以降のバージョンを使用しているユーザーはこのマクロを導入する必要はありません。
*テキストファイルでインデントを使った文章(箇条書きなど)を作成・印刷したいときに……。
*テキストファイルで表に文章をはめ込みたいときに……。


*インデントに対応した折り返し(改行挿入)をします。四つのモードがあります。
== 概要 ==
#問答無用で折り返す。
* テキストファイルでインデントを使った文章(箇条書きなど)を作成・印刷したいときに……。
#空白など特定の文字が行頭にこないように折り返す。英数字列を切り離す。
* テキストファイルで表に文章をはめ込みたいときに……。
#空白の後ろや全角文字の前後で折り返す。英数字列を切り離さない(伸長・切り詰め)。
* インデントに対応した折り返し(改行挿入)をします。四つのモードがあります。
*折り返しは、箇条書きのぶら下げに対応しています。
# 問答無用で折り返す。
*折り返しの解除(インデントを考慮した行の連結(改行削除))ができます。
# 空白など特定の文字が行頭にこないように折り返す。英数字列を切り離す。
*インデントの整理・除去ができます。
# 空白の後ろや全角文字の前後で折り返す。英数字列を切り離さない(伸長・切り詰め)。
* 折り返しは、箇条書きのぶら下げに対応しています。
* 折り返しの解除(インデントを考慮した行の連結(改行削除))ができます。
* インデントの整理ができます。


=== 使用方法 ===
== 使用方法 ==
*対象となる行を選択してマクロを実行してください。
* 対象となる行を選択してマクロを実行してください。
*インデント対応折り返しは、折り返したい箇所から選択を開始することができます。
* インデント対応折り返しは、折り返したい箇所から選択を開始することができます。


=== 使用例 ===
== 使用例 ==
<pre>
<pre>
// 原文
// 原文
41行目: 42行目:
</pre>
</pre>


=== 注意点など ===
== 注意点など ==
*折り返しの解除では、もとに戻せないケースもあります。
* 折り返しの解除では、もとに戻せないケースもあります。
*箇条書きのチェック部分は、用途に合わて変更してください。マクロ中の function itemizedChk( str )をご覧ください。
* 箇条書きのチェック(itemizedChk( str ))は、用途に合わせて変更してください。
* 箇条書きのマークでインデント深さを指定するようにはなっていません。


=== 変数の説明 ===
== 変数の説明 ==
*use_popup
; use_popup
:折り返しで、ポップアップメニューを使うときにtrueを指定します。
: 折り返しで、ポップアップメニューを使うときにtrueを指定します。
*width
; width
:折り返しで、マウスで折り返し幅を指定しないときの値(初期値)です。
: 折り返しで、マウスで折り返し幅を指定しないときの値(初期値)です。
:8ptでA4用紙に印刷のときは、120くらいが適当でしょうか。
; tabwidth
*tabwidth
: 折り返しでの、タブ幅の計算値です。
:折り返しでの、タブ幅の計算値です。
; hanging
*hanging
: 折り返しで、ぶら下げインデントさせるときは true を指定します。
:折り返しで、ぶら下げインデントさせるときは true を指定します。
; div_mode
*div_mode
: 折り返しで分割に使う関数を指定する文字列です。
:折り返しで分割に使う関数を指定する文字列です。
# divide_normal:指定ナシ。
#divide_normal        :指定ナシ。
# divide_notprevspc:空白など特定の文字が行頭にこないように二分割する。
#divide_notprevspc    :空白など特定の文字が行頭にこないように二分割する。
# divide_notalphalong:英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えて調整する。)
#divide_notalphalong  :英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えて調整する。)
# divide_notalphashort:英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えないよう切り詰める。)
#divide_notalphashort :英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えないよう切り詰める。)
; endMark
*endMark
: 折り返しの解除で、文末とする記号です。これで終わっている行末の改行は除去しません。
:折り返しの解除で、文末とする記号です。これで終わっている行末の改行は除去しません。
; char_indent
*char_indent
: インデント整理で、インデントに使う文字です。
:インデント整理で、インデントに使う文字です。
; resetVacant
*resetVacant
: インデント整理で、空行・指定行頭文字でインデントをリセットするときは true にします。
:インデント整理で、空行でインデントをリセットするときは true にします。
; resetChar
: インデント整理で、インデントをリセットする行頭文字等の指定です。


=== 動作(作成)環境 ===
== 動作(作成)環境 ==
:Mery: ver 2.0.16.4257
* Mery: ver 2.0.16.4257
:OS: Windows 7 SP1 (64bit)
* OS: Windows 7 SP1 (64bit)


=== 更新履歴 ===
== 更新履歴 ==
:2013/02/15 初版
* 2013/02/15
:2013/02/17 分割後半がngcharのみのときの動作を変更。
** 初版
* 2013/02/17
** 分割後半がtopNGのみのときの動作を変更。
* 2013/02/23
** 変数名の一部変更。
** インデントリセットを行頭文字で指定するようにした。
** divide_notalphashortで、句読点等が文末にぶら下がるようにした。
** インデント除去はメニューをコメントアウトした。shift-tabでいいかなと。


=== ファイル ===
== ファイル ==
:[[ファイル:indentedWrap.zip]]
[[ファイル:indentedWrap.zip]]

2023年7月23日 (日) 10:40時点における最新版

この機能はVer 3.5.6でMery本体に実装されたため、それ以降のバージョンを使用しているユーザーはこのマクロを導入する必要はありません。

概要[編集]

  • テキストファイルでインデントを使った文章(箇条書きなど)を作成・印刷したいときに……。
  • テキストファイルで表に文章をはめ込みたいときに……。
  • インデントに対応した折り返し(改行挿入)をします。四つのモードがあります。
  1. 問答無用で折り返す。
  2. 空白など特定の文字が行頭にこないように折り返す。英数字列を切り離す。
  3. 空白の後ろや全角文字の前後で折り返す。英数字列を切り離さない(伸長・切り詰め)。
  • 折り返しは、箇条書きのぶら下げに対応しています。
  • 折り返しの解除(インデントを考慮した行の連結(改行削除))ができます。
  • インデントの整理ができます。

使用方法[編集]

  • 対象となる行を選択してマクロを実行してください。
  • インデント対応折り返しは、折り返したい箇所から選択を開始することができます。

使用例[編集]

// 原文
(1)In the beginning was the Word, and the Word was with God, and the Word was God.

// 問答無用。(divide_normal)
(1)In the beginning was the Word
   , and the Word was with God, 
   and the Word was God.

// 空白等を行頭にしない。英数字列は切り離す。(divide_notprevspc)
(1)In the beginning was the Word, 
   and the Word was with God, an
   d the Word was God.

// 英数字列を切り離さない(伸長)。(divide_notalphalong)
(1)In the beginning was the Word, 
   and the Word was with God, and 
   the Word was God.

// 英数字列を切り離さない(切り詰め)。(divide_notalphashort)
(1)In the beginning was the 
   Word, and the Word was with 
   God, and the Word was God.

注意点など[編集]

  • 折り返しの解除では、もとに戻せないケースもあります。
  • 箇条書きのチェック(itemizedChk( str ))は、用途に合わせて変更してください。
  • 箇条書きのマークでインデント深さを指定するようにはなっていません。

変数の説明[編集]

use_popup
折り返しで、ポップアップメニューを使うときにtrueを指定します。
width
折り返しで、マウスで折り返し幅を指定しないときの値(初期値)です。
tabwidth
折り返しでの、タブ幅の計算値です。
hanging
折り返しで、ぶら下げインデントさせるときは true を指定します。
div_mode
折り返しで分割に使う関数を指定する文字列です。
  1. divide_normal:指定ナシ。
  2. divide_notprevspc:空白など特定の文字が行頭にこないように二分割する。
  3. divide_notalphalong:英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えて調整する。)
  4. divide_notalphashort:英数字列を切り離さないよう二分割する。(指定幅を超えないよう切り詰める。)
endMark
折り返しの解除で、文末とする記号です。これで終わっている行末の改行は除去しません。
char_indent
インデント整理で、インデントに使う文字です。
resetVacant
インデント整理で、空行・指定行頭文字でインデントをリセットするときは true にします。
resetChar
インデント整理で、インデントをリセットする行頭文字等の指定です。

動作(作成)環境[編集]

  • Mery: ver 2.0.16.4257
  • OS: Windows 7 SP1 (64bit)

更新履歴[編集]

  • 2013/02/15
    • 初版
  • 2013/02/17
    • 分割後半がtopNGのみのときの動作を変更。
  • 2013/02/23
    • 変数名の一部変更。
    • インデントリセットを行頭文字で指定するようにした。
    • divide_notalphashortで、句読点等が文末にぶら下がるようにした。
    • インデント除去はメニューをコメントアウトした。shift-tabでいいかなと。

ファイル[編集]

ファイル:indentedWrap.zip

スポンサーリンク