行並べ替え
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選択範囲(矩形可)の文字列を比較し、行の並べ替えを行うマクロです。
- Unicode順 または Shift_JIS風の並べ替えが行えます。
- 半角/全角、大文字/小文字、ひらがな/カタカナを区別するかを選択できます。
【注意点】
- 数値順・自然順での並べ替えには対応していません(数字は辞書順で並べ替えます)。
- 処理速度が遅い上、処理中はCPUをフルに使用します(作者の環境では、1万行の処理に約1~2秒かかりました)。
ステータスバーに処理に要した時間が表示されますので参考にしてください。
並べ替え(Unicode) | Unicode順での並べ替えを実行します。 |
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並べ替え(Shift_JIS風) | Shift_JIS風での並べ替えを実行します。 ※Shift_JIS とは一部の並び順が異なるため「風」と付いています。 ※Shift_JIS にない文字は、最後尾に並びます(昇順時)。 |
昇順 or 降順 で並べる | 昇順 (A→Z) で並べるか降順 (Z→A) で並べるかを切り替えます。 |
半角/全角を区別 | 半角文字と全角文字を区別するかしないかを切り替えます。 区別しない場合、全角英数記号は半角、半角カナは全角とみなします。 |
大文字/小文字を区別 | 大文字と小文字を区別するかしないかを切り替えます。 区別しない場合、大文字は小文字とみなします。 |
ひらがな/カタカナを区別 | ひらがなとカタカナを区別するかしないかを切り替えます。 区別しない場合、ひらがなはカタカナとみなします。 |
ソースコード
ダウンロード→ 行並べ替え.zip (rev.5)
- 拙作ですがアイコンファイルを同梱してあります。
Mery の My Macros フォルダにアイコンファイル (行並べ替え.ico) を配置すれば、ツールバーにアイコンが読み込まれます。
更新履歴
- 2014/07/27 (rev.5)
- アイコンファイルを同梱し、読み込むようにした。
- 並べ替え実行後、行全体を範囲選択するようにした。
- 矩形選択で折り返し行を含む場合の不具合を修正。
- 折り返し行を探査するため、通常より処理時間が伸びます(1万表示行で約4秒増加)。
- rev.4 の処理高速化手法の一部(コード変換)を取り下げ。
- マクロの処理速度では大量処理にも限界があるので、可読性を優先しておくことに。
- 半角/全角変換表の仕様を ["正規表現","文字"] → [/正規表現/,"文字"] に変更。
- 半角/全角区別の対象に " ' \ の3字を追加。
- 大/小文字区別の処理を toLowerCase() → toLocaleLowerCase() に変更。
- Mery の大文字/小文字変換と同様、OS の言語設定を考慮するようにした。
- かな/カナ区別の処理を半角/全角区別と同じ仕様に変更(ひらがなが多い場合に高速化)。
- かな/カナ区別の対象に ゝ ゞ の2字を追加。
- 2013/09/19 (rev.4) ファイル:行並べ替え r4.zip
- ks 氏の改善策を参考に、処理を高速化(作者の環境で1万行に2秒→1秒に短縮)。
- 並べ替え(Shift_JIS風) 時、Shift_JIS にない文字の扱いが変わりました。
rev.3 までは、昇順/降順を問わず最後尾に並ぶようになっていましたが、
rev.4 からは、昇順/降順の設定に従うようになっています。
- 2013/09/19 (rev.3) ファイル:行並べ替え r3.zip
- 「半角/全角を区別」設定を追加。
- 選択範囲がない場合にエラーが出る不具合を修正。
ポップアップメニューで「並べ替えが行えない」ことを注意するようにした。 - 並べ替え(Unicode) 時にも Shift_JIS 用のデータを処理していたムダを解消し、高速化。
- 2013/08/29 (rev.2) ファイル:行並べ替え r2.zip
- ks 氏の改善策を参考に、処理を高速化(作者の環境で1万行に30秒→2秒に短縮)。
- 並べ替え(Unicode) 時に、水平タブが空行より前に並ぶバグがあります(rev.3 で修正)。
- 2013/08/25 (rev.1)
- 初版公開。
不具合(解決)
矩形選択で折り返し行を含む場合
※rev.5 で解決
折り返された行を矩形選択していると、正しく並べ替えられません(画像参照)。
仕様
Shift_JIS風の並び順
※Shift_JIS風の並び順は、ソースコードの「Shift_JIS(CP932)索引」で定義されています。
Microsoft コードページ932 (参考: Wikipedia) の定義を基本に、以下の変更を加えてあります。
- NEC特殊/IBM拡張記号類 ①~" は、全角記号の次。㍻は㍼の次に並ぶ。
- ローマ数字の小文字形 ⅰ~ⅹ は、大文字形 Ⅰ~Ⅹ の次に並ぶ。
半角/全角を区別しない並び順
※区別の対象となる文字は、ソースコードの「半角/全角変換表」で定義されています。
- 全角英数は半角、半角カナは全角とみなして並べ替えます。
- 全角記号は、全角ASCII文字の範囲に
“”‘’¥
の5字を追加してあります。
大文字/小文字を区別しない並び順
- 大文字は小文字とみなして並べ替えます。このため、[ ] \ ^ _ は A より前に並ぶようになります。
- ギリシャ文字やローマ数字など、大小の区別が存在する文字も区別しなくなります。
- 小さい っ ぁ ゃ などは「捨て仮名」「小書き文字」と呼び、小文字とは異なる概念の文字なので対象外です。
開発者メモ
- 「数値順・自然順での並べ替え」対応 ⇒予定なし
- 数値の判定が面倒くさいため対応予定は現状ありません。
空白文字・通貨記号・3桁区切りの考慮、負数・小数・指数・計算精度の問題など、課題がいろいろあって力尽きました。 - プラグイン化
- インタプリタなマクロより、コンパイルしたプラグインの方が高速だと思います。
しかしながら、自分は JavaScript くらいしか組めないので実現予定はありません。
コメント
- 処理速度の改善を図ってみましたので,ご参考まで (ks)
- ありがとうございます。おかげさまで処理速度を大幅に改善することができました。 (masme)
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