「使い方:3:おすすめの設定」の版間の差分

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[オプション] ダイアログが表示されます。Mery の設定はすべてこの [オプション] ダイアログから行います。
'''[オプション]''' ダイアログが表示されます。Mery の設定はすべてこの '''[オプション]''' ダイアログから行います。


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==ダークモードを有効にする==
==ダークモードを有効にする==
まずは [外観モード] の項目から [ダーク] を選択して、Mery の外観をダークモードにしてみます。
まずは '''[外観モード]''' の項目から '''[ダーク]''' を選択して、Mery の外観をダークモードにしてみます。


ダークモードというのは、アプリケーションのユーザーインターフェイスに黒い背景を提供する機能のことで、目の疲れを軽減して作業に集中しやすくなるということで流行になり、最近では多くのアプリケーションがダークモードを搭載しています。
ダークモードというのは、アプリケーションのユーザーインターフェイスに黒い背景を提供する機能のことで、目の疲れを軽減して作業に集中しやすくなるということで流行になり、最近では多くのアプリケーションがダークモードを搭載しています。
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ダークモードで黒くなるのはエディター部分ではなく、ユーザーインターフェイス、つまりダイアログやツール バー、ステータス バーなどの部分です。
ダークモードで黒くなるのはエディター部分ではなく、ユーザーインターフェイス、つまりダイアログやツール バー、ステータス バーなどの部分です。


== [変換中の文字列を挿入モードで入力] を有効にする==
==[変換中の文字列を挿入モードで入力] を有効にする==
外観には関係ありませんが、ここでついでに [変換中の文字列を挿入モードで入力] も有効にしておきます。
外観には関係ありませんが、ここでついでに '''[変換中の文字列を挿入モードで入力]''' も有効にしておきます。


この機能はトゥルーインライン入力とも呼ばれ、Word や一太郎などのワープロソフトに搭載されている機能のひとつです。
この機能はトゥルーインライン入力とも呼ばれ、Word や一太郎などのワープロソフトに搭載されている機能のひとつです。


[変換中の文字列を挿入モードで入力] も有効にすると、変換中の文字が未確定の状態でもリアルタイムでエディターに反映され、前後の文脈を見失うことなく文章の入力に集中できるようになります。
'''[変換中の文字列を挿入モードで入力]''' を有効にすると、変換中の文字が未確定の状態でもリアルタイムでエディターに反映され、前後の文脈を見失うことなく文章の入力に集中できるようになります。


ここで一度 [OK] ボタンをクリックして [オプション] ダイアログを閉じます。
ここで一度 '''[OK]''' ボタンをクリックして '''[オプション]''' ダイアログを閉じます。


ダークモードが適用されて Mery が黒っぽくなり、日本語を入力すると変換中の文字がリアルタイムでエディターに反映されるようになりました。
ダークモードが適用されて Mery が黒くなり、日本語を入力すると変換中の文字がリアルタイムでエディターに反映されるようになりました。


==エディター部分も黒くする==
==エディター部分も黒くする==
再び [オプション] ダイアログを開くと、ダークモードが適用されてさまざまな箇所が黒くなっているはずです。
再び '''[オプション]''' ダイアログを開くと、ダークモードが適用されてさまざまな箇所が黒くなっているはずです。


[表示] カテゴリをクリックすると、エディター部分の配色にかかわるオプションが表示されます。
'''[表示]''' カテゴリをクリックすると、エディター部分の配色にかかわるオプションが表示されます。


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エディター部分の配色はダークモードと連動しているわけではなく、項目ごとに細かく設定したり、テーマを選択することで統一感のある配色を適用したりできるようになっています。
エディター部分の配色はダークモードと連動しているわけではなく、項目ごとに細かく設定したり、テーマを選択することで統一感のある配色を適用したりできるようになっています。


ここではデザイン性が高く、視認性にも優れていることで人気の [Monokai] テーマを選択します。
ここではデザイン性が高く、視認性にも優れていることで人気の '''[Monokai]''' テーマを選択します。


その他、[表示] カテゴリでは [フォント] を変更したり、[背景] に好みの画像ファイルを設定したりできますが、外観のカスタマイズはこのあたりにしておきます。
その他、'''[表示]''' カテゴリでは '''[フォント]''' を変更したり、'''[背景]''' に好みの画像ファイルを設定したりできますが、外観のカスタマイズはこのあたりにしておきます。


=DirectWrite で文字を美しくする=
=DirectWrite で文字を美しくする=
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また、絵文字をカラーで表示できる「カラー絵文字」や、メイリオフォントなどのプロポーショナルフォントの英数字を等幅で表示できる「等幅半角字形」などの機能が使用できるようになります。
また、絵文字をカラーで表示できる「カラーフォント」や、メイリオフォントなどのプロポーショナルフォントの英数字を等幅で表示できる「等幅半角字形」などの機能も使用できるようになります。
 
Mery では Windows XP などの古いパソコンにも対応するため、初期設定で DirectWrite は無効に設定されていますが、Windows 7 以降のパソコンをお使いの場合はぜひ DirectWrite を有効にしてみてください。
 
'''[DirectWrite]''' カテゴリをクリックすると、DirectWrite にかかわるオプションが表示されます。


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'''[DirectWrite を有効にする]''' にチェックを入れると DirectWrite が有効になり、文字描画の品質を調整したりカラーフォントを有効にしたりできるようになります。
*カラーフォントを有効にする
:Windows 8.1 からサポートされるようになった機能で、絵文字などのフォントをカラーで表示できるようになります。
*合字を有効にする
:合字はリガチャとも呼ばれ、複数の文字を合成して 1 つの文字にする機能で、[https://github.com/tonsky/FiraCode Fira Code] などのフォントを使うことで記号の組み合わせをきれいに表示できるようになります。
*等幅半角字形を有効にする
:おもに DTP ソフトに搭載されている機能で、メイリオフォントのようなプロポーショナルフォントの文字幅を半角の等幅で表示できるようなります。
これらのオプションは必要に応じて設定してください。
=変更行を強調表示する=
Mery をコーディングに使うなら、'''[変更行を強調表示]''' を有効にすることをおすすめします。
'''[変更行を強調表示]''' を有効にすると、エディター部分の左端にインジケーターが表示され、変更した行と保存した行がわかりやすくなります。
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初期設定では変更した行には黄色のインジケーターが表示され、'''[上書き保存]''' コマンドを実行するとこれらのインジケーターは保存を示す緑色に変わります。
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2021年10月8日 (金) 18:17時点における最新版

外観をカスタマイズする

Windows に標準で搭載されているメモ帳は高性能なテキストエディターですが、そのシンプルな外観はすぐに飽きてしまいます。

テキストエディターを使う楽しみのひとつとして、好みの外観にカスタマイズすることが挙げられます。

それでは早速、Mery の外観を今風にアレンジしてみましょう。

[ツール] メニューから [オプション] を選択します。

recommended-settings.png

[オプション] ダイアログが表示されます。Mery の設定はすべてこの [オプション] ダイアログから行います。

recommended-settings-1.png

ダークモードを有効にする

まずは [外観モード] の項目から [ダーク] を選択して、Mery の外観をダークモードにしてみます。

ダークモードというのは、アプリケーションのユーザーインターフェイスに黒い背景を提供する機能のことで、目の疲れを軽減して作業に集中しやすくなるということで流行になり、最近では多くのアプリケーションがダークモードを搭載しています。

ダークモードで黒くなるのはエディター部分ではなく、ユーザーインターフェイス、つまりダイアログやツール バー、ステータス バーなどの部分です。

[変換中の文字列を挿入モードで入力] を有効にする

外観には関係ありませんが、ここでついでに [変換中の文字列を挿入モードで入力] も有効にしておきます。

この機能はトゥルーインライン入力とも呼ばれ、Word や一太郎などのワープロソフトに搭載されている機能のひとつです。

[変換中の文字列を挿入モードで入力] を有効にすると、変換中の文字が未確定の状態でもリアルタイムでエディターに反映され、前後の文脈を見失うことなく文章の入力に集中できるようになります。

ここで一度 [OK] ボタンをクリックして [オプション] ダイアログを閉じます。

ダークモードが適用されて Mery が黒くなり、日本語を入力すると変換中の文字がリアルタイムでエディターに反映されるようになりました。

エディター部分も黒くする

再び [オプション] ダイアログを開くと、ダークモードが適用されてさまざまな箇所が黒くなっているはずです。

[表示] カテゴリをクリックすると、エディター部分の配色にかかわるオプションが表示されます。

recommended-settings-2.png

エディター部分の配色はダークモードと連動しているわけではなく、項目ごとに細かく設定したり、テーマを選択することで統一感のある配色を適用したりできるようになっています。

ここではデザイン性が高く、視認性にも優れていることで人気の [Monokai] テーマを選択します。

その他、[表示] カテゴリでは [フォント] を変更したり、[背景] に好みの画像ファイルを設定したりできますが、外観のカスタマイズはこのあたりにしておきます。

DirectWrite で文字を美しくする

DirectWrite は GPU を利用して文字を描画するための仕組みで、この機能を有効にすることで従来の文字描画と比べて格段に高品質な文字描画ができるようになります。

recommended-settings-3.png

また、絵文字をカラーで表示できる「カラーフォント」や、メイリオフォントなどのプロポーショナルフォントの英数字を等幅で表示できる「等幅半角字形」などの機能も使用できるようになります。

Mery では Windows XP などの古いパソコンにも対応するため、初期設定で DirectWrite は無効に設定されていますが、Windows 7 以降のパソコンをお使いの場合はぜひ DirectWrite を有効にしてみてください。

[DirectWrite] カテゴリをクリックすると、DirectWrite にかかわるオプションが表示されます。

recommended-settings-4.png

[DirectWrite を有効にする] にチェックを入れると DirectWrite が有効になり、文字描画の品質を調整したりカラーフォントを有効にしたりできるようになります。

  • カラーフォントを有効にする
Windows 8.1 からサポートされるようになった機能で、絵文字などのフォントをカラーで表示できるようになります。
  • 合字を有効にする
合字はリガチャとも呼ばれ、複数の文字を合成して 1 つの文字にする機能で、Fira Code などのフォントを使うことで記号の組み合わせをきれいに表示できるようになります。
  • 等幅半角字形を有効にする
おもに DTP ソフトに搭載されている機能で、メイリオフォントのようなプロポーショナルフォントの文字幅を半角の等幅で表示できるようなります。

これらのオプションは必要に応じて設定してください。

変更行を強調表示する

Mery をコーディングに使うなら、[変更行を強調表示] を有効にすることをおすすめします。

[変更行を強調表示] を有効にすると、エディター部分の左端にインジケーターが表示され、変更した行と保存した行がわかりやすくなります。

recommended-settings-5.png

初期設定では変更した行には黄色のインジケーターが表示され、[上書き保存] コマンドを実行するとこれらのインジケーターは保存を示す緑色に変わります。

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