日曜日は電子工作!「はじめてつくるパワーアンプ」を読んでみた

日曜日は電子工作!「はじめてつくるパワーアンプ」を読んでみた

やる気が起きないのはオーディオが良くないからに決まってる!

そゆことで「はじめてつくるプリアンプ」で味をしめて今回は「はじめてつくるパワーアンプ」に挑戦。プリアンプより役に立つこと間違いなし。これさえ完成すれば彼女もできるよねっ!ねっ!

とか言いつつ、日曜日に出来上がるハズだったんだけど下手こいちまって延長プレイ。

サルでは作れないかもしれないパワーアンプ

酒井智巳さん著の「はじめてつくるパワーアンプ (1 万円の本格オーディオ)」という書籍なんだけど前回紹介したのと内容はほぼ同じ感じで、作るものがプリアンプではなくパワーアンプになっているだけ。

このパワーアンプで使用する IC はフィリップスの TDA1552Q。カーステレオ用に開発されたもので、とても音質が良くシンプルな回路で作れちゃうので自作アンプの中では定番のようだ。

ただしこの本で紹介されているのは基板を使用せず IC の足に直接ハンダ付けするという空中配線なのでプリアンプより難易度が高めかもしれない。

部品を調達

IC は以前に買うだけ買って寝かせてるものがありました。でもせっかくなので注文明細書をもとに 2016 年 2 月 28 日時点での最新価格を調査してみたところ TDA1552Q の値段が当時の倍以上に跳ね上がってる!

  • 2 連式ボリューム A特性 10kΩ (134 円 x 1)
  • 3mm 青色 LED (10 個入) (150 円 x 1)
  • ステレオカーオーディオパワーアンプ / TDA1552Q (1,944 円 x 1)
  • YM 型薄型アルミケース / YM-130 (648 円 x 1)
  • ハイグレード MUSE KZ 25V 1000μF (165 円 x 2)
  • TME 型メタライズドポリエステルフィルムコンデンサ 250V 0.47μF (97 円 x 2)
  • 金属皮膜抵抗 1/4W 1% / 10kΩ (9 円 x 10)
  • 積層セラミックコンデンサ 50V 0.1μF 5.08 ピッチ (21 円 x 2)
  • ショットキーバリアダイオード (54 円 x 1)
  • トグルスイッチ / MS-500K-B (159 円 x 1)
  • パネル用 RCA ジャック 赤 (83 円 x 1)
  • パネル用 RCA ジャック 白 (83 円 x 1)
  • プッシュスピーカーターミナル 4P (170 円 x 1)
  • 高級ツマミ シルバー (360 円 x 1)
  • φ2.1mm DC ジャックパネル型 (75 円 x 1)

TDA1552Q が高すぎる!

その他は個人的な趣味でタカチの YM ケースと高級ツマミがちょっと高いけど、フィルムコンデンサをケチって指月の黄色いヤツにしたり RCA ジャックを金メッキじゃないヤツにしたりして妥協すると 5 ~ 6 千円に収まりそう。

著者の意向に反して回路図を描く

頑なに回路図を掲載しない「はじめて」シリーズなんだけど、やっぱ一通り全体像を考慮したうえで作った方がケースに収まりが良かったり配線も節約できると思うの。

ネットで調べたら TDA1552Q の回路図ってたくさん出てくるんだけど、書籍の通りのシンプルな回路はなかなか見つからず、コンデンサを大量に搭載されている方や、ダイオードの向きが逆な方など様々なので私が作って上手くいった回路図を載せておきます。

「はじめてつくるパワーアンプ」の回路図

やっぱ回路図いるわ。

実は、本の通りに作ったつもりなんだけど電源投入時に「ポンッ!」と激しいノイズが鳴ったり、電源投入後の数秒間に「サーッ」っていう悲しいノイズ鳴ったりしてこりゃぁ IC ぶっ壊れてるのかな?と涙ながらに一度バラして、回路図を描いた上で実装してみたら直りました。

残念な内部を公開

残念な内部を公開

雑なんだよー。

空中配線は手ごたえあり。IC の足に直接ハンダ付けするのは熱で IC が逝ってしまいそうで怖かった。特にミュート回路 (ポップ音除去のコンデンサ、抵抗、ダイオード) を IC に直付けなんて難易度が高すぎるので妥協してラグ板を使用。

IC は割と発熱があるらしく、金属のケースなら底面などにペッタリ貼りつけてケースをヒートシンクの代わりにすると良いんだってさ。でも IC を触ってみたけど全然熱くないんだけど…

感動の鑑賞会

感動の鑑賞会

自作アンプの醍醐味は何と言っても完成後の鑑賞会!この瞬間はどんなアンプよりも良い音が鳴ってるって思っちゃうぐらいの盛大なプラシーボ効果が働くこと間違いなし。

プシュ! (ビールを開ける音)

肝心の音質はというと評判通り、すっきりとクセがなく繊細な音。と、テンプレ的なことを言っても面白くないので私の言葉で言うと…

愛用の O●KYO のアンプを窓から投げ捨てるレベル。

デカップリングコンデンサ (IC に直付けされているデカいヤツ) は音質に直接影響があるらしく、初めに ONKYO の高級品シリーズで使用されていることで有名な東信工業の「UTSJ (1000μF)」を使用してみたところ、煌びやかではあるけれど低音が細く、ああねーって感じの音だった。

ニチコンの「MUSE KZ (1000μF)」に変更。

これはヤバイ!しっかりした低音、奥行き、高い解像度。あー、コレ、ONKYO とかそういう話してる場合じゃないなーと思うようなピュアオーディオ、否、プアオーディオの音がした。やっぱニチコン最高!

これが俗に言うニチコン中毒というヤツなのだろう。

おわりに

TDA1552Q は 12V の 8Ω で出力が 10W + 10W ということなのでかなりデカい音も鳴らせる。ONKYO のデカいスピーカーでも余裕で音が出た。さすがカーステレオ用!

ちなみに既製品だと FOSTEX のパワーアンプ「AP05」が 5 千円程度で売られているがこちらは 5W + 5W とのことで若干パワー不足な感じはあるが、市販の小型アンプの中では人気があるようだ。小型アンプは欲しいけど自作はちょっと… と思う方は選択肢に入れてみてはいかがでしょう?

なんだか綺麗にまとまったので気持ちいいぜ。

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