括弧の色分け強調表示マーカー

  1. 括弧の間の会話などを括弧の種類で色分けするマーカー

    テキストエディタ Mery で編集する原稿の8種類の括弧に囲まれた言葉を、
    アンダーライン・マーカーで色付けして見やすく強調表示します。

    「…」 かぎ括弧
    《…》 二重山括弧
    (…) 全角丸括弧
    〈…〉 山括弧
    『…』 二重かぎ括弧
    […] 角括弧
    【…】 墨付き括弧

    これは一人のユーザの使い勝手を押し売りする投稿です。ご注意ください。
    「括弧内の文字」はいろいろな正規表現で作ることができます。その一例です。

    順番通りに8つ(8色)のマーカーを登録してください。

    まず、マーカー(1)~(8)にすべてアンダーラインを設定します。

    ツール → オプション → 表示
    表示項目
    マーカー (1)
    マーカー (2)
    マーカー (3)
    マーカー (4)
    マーカー (5)
    マーカー (6)
    マーカー (7)
    マーカー (8)

    文字色
    透明
    背景色
    カスタム
    ☐ 太字
    ☐ 斜体
    ☑ 下線
    ☐ 波線

    アンダーライン(下線)は設定しなくても色分けに影響ありません。

    つぎに、マーカーを追加で登録し、別々の色を指定します。
    色の番号が不揃いですが「この順番で」登録してください。

    括弧の入れ子での色分けを調整するために、登録の順番と色を指定しています。

    下記の「強調する文字列」の正規表現を一つずつ、
    行頭から行末改行手前まで選択してから F5 を押してマーカーに登録します。

    これを8つの正規表現に繰り返します。

    次に「色」を設定します。

    表示 → マーカー → マーカーの設定

    ☐ 単語のみ
    ☑ 正規表現
    ☑ 大文字小文字を区別
    ☑ 有効


    強調する文字列

    下記の順番で登録されているのを確かめながら、それぞれに色と ☑ を指定します(重要)

    色 (数字です)
    強調する文字列 (正規表現はすでに F5 で登録されているはず)

    1
    (?:(?:(?<![#)「(?<a>(?:[^「」\n]|(?:[#(?:「[^[]\n]+?」)?[^[]\n]+?(?:]|$)))*?)(?:」|$))|(?:^\g<a>」)|(?:(?=(?:^[^「」]{0,240}」))(?:^\g<a>$))|「|」)

    8
    (?:(?:〔(?<b>(?:[^〔〕\n]|(?:[#(?:〔[^[]\n]+?])?[^[]\n]+?]))*?)(?:〕|$))|(?:^\g<b>〕)|(?:(?=(?:^[^〔〕]{0,240}〕))(?:^\g<b>$))|〔|〕)

    4
    (?:(?:《(?<c>[^《》\n]*?)(?:》|$))|(?:^\g<c>》)|(?:(?=(?:^[^《》]{0,240}》))(?:^\g<c>$))|||《|》)

    5
    (?:(?:((?<d>[^()\n]*?)(?:)|$))|(?:^\g<d>))|(?:(?=(?:^[^()]{0,240})))(?:^\g<d>$))|(|))

    3
    (?:(?:〈(?<e>[^〈〉\n]*?)(?:〉|$))|(?:^\g<e>〉)|(?:(?=(?:^[^〈〉]{0,240}〉))(?:^\g<e>$))|〈|〉)

    2
    (?:(?:『(?<f>[^『』\n]*?)(?:』|$))|(?:^\g<f>』)|(?:(?=(?:^[^『』]{0,240}』))(?:^\g<f>$))|『|』)

    6
    (?:(?:(?:(?=※[#(?:(?:(?:「(?<z>[^[]、]+?)」)|\g<z>)、){1,2}\g<z>])※)?[(?<g>[^[]\n]*?)(?:]|$))|(?:^\g<g>])|(?:(?=(?:^[^[]]{0,240}]))(?:^\g<g>$))|[|])

    7
    (?:(?:【(?<h>[^【】\n]*?)(?:】|$))|(?:^\g<h>】)|(?:(?=(?:^[^【】]{0,240}】))(?:^\g<h>$))|【|】)

    最後に OK ボタンを押して確定します。

    F5 ではなく設定画面から「追加」で、コピー&ペーストして正規表現を登録する場合は、
    マーカー設定画面が開いていると、エディタ表示からのコピーはできませんので、
    マーカーを一つずつ設定画面で登録します。

    表示サンプル
    --------------------------------------------------------------------------------
    「篦棒《べらぼう》め、…第一先生を捕《つら》まえてなもし[#「なもし」に傍点] た何だ。菜飯《なめし》は田楽《でんがく》の時より外に食うもんじゃない」
    --------------------------------------------------------------------------------

    おおむね 240 字より長いと色付けが途中までになりますが、閉じ括弧は色付けされますので目印にしてください。

    対応する閉じ括弧がないときは、途中の長さまでの文章が色付けされます。
    閉じ括弧の位置で色が終わっていないときは、開き/閉じ括弧の対応を確認してください。

    行末の改行でも色付けは終わります。改行直前の閉じ括弧の正しさ判定はご注意ください。

    入れ子の括弧も色付けしますが、その括弧の種類が出現する順番によっては色分けされません。
    この調整のために正規表現のマーカー登録の順序と色を指定しています。

    このマーカーは日本語文章の編集のためのもので、対象の括弧はすべて全角です。

    マーカーは必要なときだけ簡単に有効にでき、アンダーラインが見やすくて便利ですが、
    この正規表現はマーカーだけでなく、編集モード - 強調文字列 でも使えます。

    表示 → 編集モード → 編集モードの設定 → Text → プロパティ → 強調文字列

    [追加]で強調文字列に、正規表現をコピー・貼り付け

    ☑ 大文字小文字を区別
    ☑ 正規表現
    を必ず指定します。

    マーカーや強調文字列は、読みやすさのための表示の機能です。

     |  inuuik  |  返信
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